第二部では、『秘水ヌ女子会 -三人のうた、ことば、ひみつ、』と称し、古代研究家のアイはやさすらさん、エンターテイナー赤穂美紀さん、ポールダンサー舞月ミイナさんをゲストに、「火、水、統合」をテーマに、それぞれの表現をしていただきます。

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　–沖縄では水を神聖なものとし、また神の依代として、大切に守り信仰してきました。
島の人々は、穢れがあれば「水撫（おびなでー）」によって禊祓い、また生まれ変わる方法として禊を行い、それにより神女（ノロ）たちは神聖な資格を得ていました。正月には「変若水（おりみづ）として、湧き出る「産井（うぶがー）」の水を飲むことで、若返るとし、また「竜宮（ニライ）の神」の力を乞うため、海辺の潮（うしお）につかりました。

「豊穣（ユー）の神」が時として「雨の神」となり、うるおし、且つ苦しめ、日照り続きとなると「雨乞い」をしました。
島の人々は産まれて「産井（うぶがー）」の水でスデ（※「巣から出る」、誕生の意味）、死んでは「産水」を使うことで常世の国に神として生まれ変わったのです。
琉球王国由来記によると、毎年十二月に、王府から国頭の辺戸の御水をとりにゆき、この水で除夜に国王が額を撫で、水を使って魂の切り替えをしたといいます。

この島の水は私たちを守る清き水であり、ご先祖様から頂いた水に感謝の念を忘れることなく、まつりたたえ、守ってきました。

水を生命の源とする由縁です。

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– 著者：アイはやさすら　

   mana-tura スペシャルコラム 2019-2020 冬至の日より引用